草川信の歌　５選

草川信の歌を5回に渡って紹介して来ました。紹介した5曲をまとめて一本の動画で視聴出来るようにしました。
紹介する曲は、「赤い鳥」時代の「揺りかごの歌」「夕焼け小焼け」「どこかで春が」、戦時中に書かれた「兵隊さんの汽車」、さらに戦後間もない1947年の作品「緑のそよ風」です。
作曲家、草川信は1893年に現在の長野市に生まれました。長野県師範学校附属小学校時代、音楽教師だった若き日の福井直秋の影響により音楽を志しました。またこの頃から教会に通い、讃美歌やオルガンにも触れていたようです。ヴァイオリン専攻で東京音楽学校に入学し、弘田龍太郎らに師事、卒業後は教職の傍らオーケストラの演奏家としても活躍、その後成田為三の紹介で赤い鳥運動に参加し童謡の作曲を手掛けました。兄弟や子供、甥なども音楽家として活動していたようです。1948年に亡くなりました。ヴァイオリニストらしい豊かな旋律と柔和な感覚が特徴です。他に幾つかのヴァイオリンのための作品が残されています。

草川信は子供の頃のとんでもない腕白だったということで、以下のようなエピソードが知られています。

・ドジョウを取ろうとして田んぼの畔に穴をあけ、水を流れ出させてしまって持ち主にこっぴどく怒られた。
・大石を山の上から転がしてお寺の屋根に穴を空ける。
・箒の柄でオルガンの鍵盤を力一杯グリッサンドし、黒鍵を全て折ってしまう。

彼の優しく胸をくすぐるような美しいメロディからは想像もできないようなとんでもないエピソードばかりですが、それだけ彼が感受性が強く、好奇心旺盛だったということ、そのような生き生きした少年時代の体験が、彼の音楽に郷愁を強く感じる所以なのだろうと私は想像します。
日本人の心の拠り所となる歌を幾つも残した草川信、本当に好きで、YouTubeを始めた頃からいつか紹介したいとずっと思っていました。代表的な5作品をやっと紹介することが出来ました。多くの人に草川信を知っていただき、その歌を聴いてもらいたいです。

１．揺り籠の歌
２．夕焼け小焼け
３．どこかで春が
４．兵隊さんの汽車
５．緑のそよ風

コメント、チャンネル登録、高評価を、是非お願いいたします。
私常住裕一のFacebookです。
https://www.facebook.com/?sk=h_chr
Twitterのフォローもどうぞよろしくお願いします。
https://twitter.com/tsujiongakushi
Instagramもよろしければ。
https://www.instagram.com/tsujiongakushi

Видео 草川信の歌　５選 канала アルカンジェロクラブ　Arcangelo club