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「領土問題」① 保阪正康 ノンフィクション作家 2012.10.25

※一部音声が抜けていたため、再アップロードしました。
"Territorial Dispute" Masayasu Hosaka, Nonfiction writer
ノンフィクション作家の保阪正康氏が、日本記者クラブの研究会「領土問題」の第一回目のゲストとして話し、記者の質問に答えた。
司会 日本記者クラブ企画委員 山岡邦彦(読売新聞)
保阪氏のホームページ
http://www.aya.or.jp/~hosaka-m/
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2012/10/r00024945/

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2012年11月号に掲載)
領土問題 歴史の再構築が必要だ

 領土紛争の背景には必ず歴史認識問題が横たわる。当事国にとっては、事実認識や価値観、さらには国家観や生活感情がからみ、会話の糸口さえ見つからないことがしばしばだ。
 そこで、領土交渉は国際法や条約の解釈に徹し、解決のできない歴史認識問題は避けるべきだという意見と、いや、歴史認識の問題を避けての問題解決はありえないとの意見に分かれる。国際法学者と歴史学者の対決という構図でもある。  日本の近代史に造詣の深い保阪さんは当然後者の立場になる。領土問題を解決するためには、歴史問題にきちんと対処すべきだとの主張だ。 竹島、尖閣諸島など日本近海で最近起きた事件は、「歴史的な異議申し立て」であり、「きちんと歴史的に答えるべきだ」との主張になる。
 日本政府が展開する「固有の領土論」についても、「回答になっていない。説得力がない。意味がない」と厳しく批判する。そして、「第二次大戦で問われたことをきちんと答えねばならない」とし、「歴史の中から、どう解決するのか」を考えるべきだと訴えた。
 特に、保阪さんが強調するのは近代世界を席巻した帝国主義的手法への問題意識で、「もはや帝国主義的手法は使わない。あなた方も使うべきではない」との論理を基本にすべきだと主張した。明らかに、中国との交渉をイメージしたもので、中国の行動が、今後日本の最大な問題になるとの示唆でもあった。
 その一方で、数年前から東アジアの国際関係が「同時代史的理解から歴史理解」へ移行し始めたと指摘し、「歴史の端境期」という言葉を使った。時代の変革期にあたり、歴史理解の再構築が必要だとの主張でもあり、なぜ、最近、領土問題が続発するのかとの疑問への回答にもなっていた。「歴史の意味」を考えさせられた講演だった。  

毎日新聞出身 石郷岡 建

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29 октября 2012 г. 14:48:00
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