任命見送り問題、菅政権は押し通す？身内に批判も(2020年10月6日)

菅総理大臣の日本学術会議の任命見送りを巡り、与野党での議論がヒートアップしてきました。

　菅総理が学術会議の会員6人を任命しなかった問題で、6日に新たな動きがありました。2年前、内閣府が「推薦の通りに任命すべき義務があるとまではいえない」とする見解をまとめていたことが分かりました。一方で、これまで形式的に任命すると説明されてきた法解釈については変更はないとの立場を崩しませんでした。
　学術会議を巡っては、3年前の選考の際に定員より多い人数の名簿を求めた官邸側の要求に応じていたことが新たに分かりました。この時は105人がそのまま当時の安倍総理に任命されたものの、その前の選考過程に官邸が関与していたことになります。
　追及姿勢を強める野党は7日に開かれる内閣委員会に加藤官房長官の出席を求めていましたが、与党側は応じず、副大臣が出席することで合意しました。政府与党内からは菅総理の対応は当然だとする見方がある一方で、ベテラン議員から批判の声が上がっています。
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