台風12号 24日関東地方に最接近　長時間の大雨・暴風に警戒

列島に接近中の台風12号。

24日から25日にかけて太平洋側を中心に雨が強まる見込みで、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要。

激しい音を立ててカメラをたたく雨。

台風12号が接近した東京・八丈島では、午後7時前に最大瞬間風速27.6メートルを観測。

八丈島では昼すぎから強い風が吹き、海はしけて白波が立っていた。

23日午後11時40分現在、伊豆諸島や関東の一部を強風域に巻き込みながら北上中の台風12号。

台風の接近によって秋雨前線の活動が活発になり、台風から離れた場所でも大雨になる“雨台風”の可能性が高まっている。

岩手・宮古市では、午前6時すぎまでの3時間に90mmの大雨が降り、道路が冠水。

418世帯1,336人に、一時、避難勧告が出された。

一方、福島・飯舘村の真野ダムでは、予想される雨の量が基準値に達したため、22日から事前放流を開始した。

ダムでは、台風に備えて通常の9倍近くの水を流し、水をためる容量を確保していた。

周辺住民「雨少しでいいなと思って、こうやって(祈って)います。(大雨の)心構えはあります。すぐ息子のところに逃げるだけです」

雨台風への警戒は、2019年の台風15号で甚大な被害を受けた千葉・南房総市でも...。

2019年の台風で壊れた部屋がまだ修理されていない民宿では、土のう作りを急いでいた。

浜辺の宿 まごえむ・川崎祐一さん「ここの側溝があふれるので、ここに土のう並べて、あふれても建物の方にはいかないようにしている」

23日午後10時半ごろの八丈島は、強い風が吹き続いていた。

台風の速度が比較的遅いため、広い範囲で長い時間大雨が続くおそれがあり、警戒が必要。

(2020/09/24)

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