SUMMER UNIVERSIADE (NAPOLI 2019) Women 400m Medley Relay - FINAL　日本(古林毬菜・深澤舞・相馬あい・今井月)が米国に次いで銀メダル!

30th SUMMER UNIVERSIADE (NAPOLI 2019) / Women 400m Medley Relay / 2019-07-10 / イタリア・ナポリ

2レーンで決勝に臨んだメドレーリレーの日本チームは、古林毬菜選手、深澤舞選手、相馬あい選手、今井月選手のメンバー。
優勝本命の米国チームは、キャサリン・フランス・バーコフ選手、エミリー・エスコベド選手、ダコタ・ルザー選手、ガブリエル・デ・ルーフ選手のメンバーで4レーンだ。
女子400mメドレーリレーの世界記録(WR)は2017年の世界選手権で米国チームが出した3分51秒55。
日本記録は2018年アジア競技大会での3分54秒73(酒井夏海・鈴木聡美・池江璃花子・青木智美)。
ユニバーシアード世界記録(UR)は2013年にロシアチームが出した3分58秒04だ。
今大会のメドレーリレーでは、最初の泳者であるバックストローク(背泳)の古林が健闘し4レーン米国チームのラップタイム1分00秒03に1身長差で続く1分00秒97の2位で第2泳種ブレスト(平泳ぎ)の深澤へ繋ぐと、深澤も米国との差を1身長差のまま2位をキープして第3泳種バタフライの相馬へ繋いだ。
このレースで一番健闘したのが相馬で、1身長ちょっとあった米国との差を一気に上半身差(0.44秒差）まで縮め、ラスト泳種フリースタイル(自由形)の今井へ繋いだ。
今井も米国との上半身分の差を50m泳ぐ間に一気に縮め350mのターンの場面で米国とほとんど並ぶと、折り返しさらにスパートをかけたが、ねばった米国のガブリエルもラストスパートで巻き返し、ゴールへは米国が3分59秒77で先着して1位。日本チームは0.30秒差の僅差で第2位、4分00秒07でゴールし、米国チームに次ぐ銀メダルを獲得した。
日本のバタフライの第一人者は池江璃花子選手で、ユニバーシアード参加資格年齢であるが、彼女は今、白血病の治療で寛解に向けて闘病中だ。
つい最近のニュースで一時退院もできるくらいまで快方に向かっている朗報が届けられたが、彼女が大会に居ない分を3学年上の相馬選手が奮闘し、バタフライ泳種での全選手中一番速い58秒22をマークし、池江選手と同学年の大親友であるアンカーを務めた今井選手も自由形の全選手中一番速い53秒87のタイムをマークした。

大会の公式の記録は以下の通り。
1位 米国　　　　　 3:59.77
2位 日本　　　　　 4:00.07
3位 カナダ　　　　 4:03.32
4位 ロシア　　　　 4:03.55
5位 オーストラリア 4:04.99
6位 イギリス　　　 4:05.57
※5着ドイツと6着イタリアはDSQ(競技違反)で失格したため、7着だったオーストラリアが5位に、8着だったイギリスが6位に、それぞれ繰り上げとなった。

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