列島から猛暑日消えた！？　それでも厳しい残暑続く(2020年9月10日)

関東は10日も蒸し暑くなりました。この長くて厳しい残暑ですが、ここにきて変化の兆しが見えています。

　10日に31度を超え、4日連続の真夏日となった東京都心。全国で10日に一番の暑さとなったのは茨城県土浦です。気温は33.3度。全国でも35度以上の猛暑日地点数はゼロでした。これは7月28日以来のことです。
　東京・新橋にある、もなかや大福が人気の老舗和菓子店。意外と知られていませんが、和菓子作りは暑さとの戦いでした。和菓子に欠かせないあんこ。こちらの店では一日100キロを超えるあんこを作ります。小豆に砂糖を加え、3時間ほど煮込みます。大福で使う、もち米も蒸しています。立ち込める湯気と蒸気で作業場の湿度は70％近くにもなります。和菓子職人が丹精込めて作った和菓子。本当に汗の結晶です。
　暑さとの戦い。東京・銀座にある焼き芋店です。秋の味覚の「焼き芋」は今が旬です。去年に秋収穫して1年間、熟成させたイモは今、一番蜜がのっています。その焼き方にこだわりがあります。焼き芋専用のつぼで、炭火でじっくり2時間ほど焼きます。200度のつぼの前で、イモ焼き師が焼き加減に目を凝らします。まだ続く残暑にもってこいの焼き芋も開発しました。熱々の焼き芋を急速冷凍した「アイス焼き芋」です。この時期の一番人気です。この先の関東、暑さのトンネルの出口は見えてきたのでしょうか。
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