スーパーのレジで迷惑行為も・・・コロナ治療に一筋の光(2020年8月26日)

東京都では26日、新たに236人の新型コロナウイルス感染が確認されました。コロナ克服に向けて互いの理解が求められるなか、一部で迷惑行為も起きています。

　東京都によりますと、26日に分かった感染者は236人。3日ぶりに200人を上回りました。重症患者は3人減って31人となっています。そんななか、長引くコロナの影響でしょうか、都内のスーパーでは突然の暴挙も発生しました。18日、都内のスーパーで起こった迷惑行為。白いシャツにマスクをしていない男性が会計を済ませた次の瞬間、飛沫（ひまつ）防止用のシートを引きはがし、マスクもせずに従業員に罵声を浴びせるという暴挙。男性はその後、何事もなかったように店を後にしました。店側は悪質な行為だとして警察に被害届を出しています。
　そんななか、新型コロナ治療に一筋の光が差し込んできました。イギリスの製薬大手「アストラゼネカ」が新薬の臨床試験を開始したのです。アストラゼネカによりますと、新薬は2つのモノクローナル抗体と呼ばれる抗体を組み合わせたもの。このモノクローナル抗体とは免疫細胞から人工的に作り出した抗体のコピー、いわばクローンで狙ったところにピンポイントで効きます。今回のモノクローナル抗体は新型コロナからの回復期にある患者に由来するもので、治療や病気の進行を予防することが期待されています。第一段階の臨床試験はイギリスに住む18歳から55歳までの健康な48人に対して行われます。
　さらに、ウイルスの感染力を弱める可能性のある製品も発表されました。この紫外線をあてることで新型コロナウイルスのRNA（リボ核酸）を破壊。感染力がほぼ消え失せることが研究で分かったのです。しかも、複数の大学などの検証によって目や皮膚に障害が起きないことも確認されたといいます。つまり、人がいる空間でも使うことができるというのです。
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