焼き鳥の自販機！？客の前で焼かずとも大人気(2020年8月24日)

新型コロナウイルス対策として登場したある「自動販売機」が人気を集めています。売っているのは、自動販売機ではあまり売っていない意外な食べ物です。

　店先に置かれた赤い箱。自動販売機に見えますが、近付くとドリンクではなく、何やら袋に入ったものが並んでいます。1つ500円。引き戸を開けて商品を取り出す仕組みです。中に何が入っているのかというと・・・焼き鳥です。袋には、ねぎまが4本入っています。
　無人販売機を設置したのは、宮城県石巻市の焼き鳥店です。新型コロナウイルスで一時は3割ほどまで落ち込んだ売り上げ。これを取り戻す秘策が、客との対面なしで焼き鳥を売ることができる無人販売機だったのです。販売機の導入で去年の同じ時期と比べて売り上げは2倍にまで伸びているそうです。しかし、お金を入れなくても引き戸は開きます。焼き鳥を持ち逃げされるのでは？と、心配する声も出てきそうですが・・・。
　盗まれるどころか、代金が多めに入っていたり、「頑張って下さい」などと書かれた激励の手紙が置かれている日も少なくないといいます。店は今後、石巻市内に5台の無人販売機の設置を予定しています。
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