列島にこの冬一番の寒気 15台で除雪もすぐ真っ白　突然の大雪で事故が相次ぐ

今シーズンで、最も強い寒気がやってきた列島各地。

夜明けとともに広がる一面の銀世界。
14日朝の青森空港。

滑走路が、13日夜から降り続いた雪で覆われていた。

すると、1台の除雪車が雪かきを開始。

その数はどんどん増えていき、15台以上に。

40分後には、雪かきが完了と思いきや、午前8時半すぎから、また降り始めた雪に覆われることに。

再び除雪車を出して、雪かきをすることになった。

東北の日本海側や、北陸地方を中心に大雪となった14日の朝。

山形駅前では、朝から大粒の雪が降り続き、通勤や通学の足を直撃していた。

山形市民「起きてビックリしました。手袋探す時間がなかったので、あしたからは手袋をしていきたいです」

突然の大雪に、各地でスリップ事故が相次いだ。

宮城・仙台市の宮城野区では14日朝、4件の事故が相次ぎ、2人が病院に運ばれた。

大雪に戸惑っていたのは、人間だけではなかった。

新潟・長岡市にある動物園では、サルが雪が当たらないように、くぼみへと緊急避難。

小さなくぼみに身を寄せていた。

一方、この大雪に喜びの声を上げたのが、スキー場。

一里野温泉スキー場・寺祥澄支配人「去年は本当に雪がなくて、人の手ではどうにもならないような状況。スタッフ一同、期待をして準備をしている状況です」

2019年と2018年は暖冬だったため、各地のスキー場は、雪不足に悩まされた。

石川・白山市にあるスキー場でも、昨シーズンはゲレンデにほとんど雪が積もらず、例年の半分程度、42日間しか営業ができなかった。

そして迎えた、14日の大雪。

スキー場は、今シーズンへ期待を寄せている。

北海道から東北の日本海側や北陸の山沿いは、このあとも今シーズンで一番の寒気の影響で、大雪や吹雪になるおそれがある。

15日午後6時までに予想される降雪量は、多いところで、北陸地方で80cm、東北の日本海側で70cmとなっている。

一方、関東では...。

午後3時半前のお台場。
風速計を見ると、5.9メートルを記録しているのが確認でき、風も強く、肌寒く感じられた。

東京では、午後から北風が吹き始めた。

15日以降は、14日よりも気温が下がるため、注意が必要。

(2020/12/15)

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