感染でも変わらぬトランプ愛　毎日集会へ 巻き返しなるか【新型コロナ】

アメリカ・フロリダ州の特設会場に流れたのは、日本でもおなじみの曲だった。

この曲に合わせ、大きな体を左右に揺らしてノリノリで踊っているのは、トランプ大統領。

12日、ダンスで自身の回復をアピールし、新型コロナウイルスへの感染で中断していた選挙活動を本格的に再開させた。

支持者に向かい、手裏剣のように投げているのは、特製のマスク。

その支持者たちは、肩と肩が触れ合うほど密集。

マスクをせず、大声で支持を訴える人々も確認できる。

感染した大統領自身も、ノーマスクで演説を始めた。

トランプ大統領「ありがとう! 戻ってこられて最高だ!」

大統領選挙の激戦州・フロリダで行われたこの日の集会には、数千人の支持者が集結。
会場の熱気に、トランプ節も暴走気味。

トランプ大統領「わたしには免疫がある。そっちに行ってみんなにキスしよう。ホワイトハウスで、もう4年勝ち取るぞ! そして、この国を今までで最高にするんだ!」

およそ1時間続いたこの日の演説は、トランプ大統領の声がかすれることもなく、終了した。

実は、この集会前には、大統領のコロナウイルス陰性が確認されたという検査結果が発表された。

これを受け、トランプ陣営は11月の投票日当日まで、支持者集会を毎日開く計画だと、地元メディアは報じている。

そうした戦略には、劣勢とされる選挙戦で巻き返しを図る狙いがあるとみられている。

FNNは、同じく激戦が予想されるペンシルベニア州で、熱烈なトランプ支持者を取材した。

壁一面が赤と白の星条旗カラーに塗られたトランプハウス。
正面には、トランプ大統領の巨大パネルも設置されている。

トランプ支持を打ち出そうと、自宅を改装した、通称“トランプハウス”。

室内は、トランプグッズで埋め尽くされていて、次々とトランプ支持者が訪れているという。

オーナーの女性、レズリー・ロシーさんは「選挙まで残された3週間で、より強力な選挙戦を展開して勝利するでしょう」と話した。

病み上がりの体で選挙戦を戦うトランプ大統領は、どこまで挽回できるのか。

運命の投票は、11月3日。

#トランプ大統領　#新型コロナウイルス

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