街の救世主に？　静岡県内のＧｏＴｏ商店街は…

＜森町商工会　橋本勝弘事務局長＞「ここは昔の商店街の入り口にあたりまして、ここに元気な商店街の看板がずらっとあったんですね」
　豊かな自然と情緒あふれる街並みが残る遠州の小京都・周智郡森町。この街の商店街が「ＧｏＴｏキャンペーン」に参加します。
＜森町商工会　橋本事務局長＞「今回のＧｏＴｏ商店街を活用して、新しい商店街のイメージの看板を設置するための準備に入りたい」
　森町商工会では、元気がなくなった商店街を今回の「ＧｏＴｏ商店街」の事業で活性化させようと様々な仕掛けを考えています。その一つが、町独自のプレミアム商品券の取扱店舗と連携した、町外の客の取り込みです。
＜森町商工会　橋本事務局長＞「こういったお店に、より多くの方に来ていただいきたいということで、ＱＲコードを使ったスタンプラリーなどをこういった店を対象にやっていこうと」
　さらに、森町の特産・次郎柿を使ったワインの知名度アップを狙った企画も考えています。
＜森町商工会　橋本事務局長＞「次郎柿ワインを楽しんでいただくための工夫として、洋菓子とか和菓子と組み合わせて、こういう感じの良いスペースでカフェも開いてみたいなと考えています」
　今回の「ＧｏＴｏ商店街」の参加に、老舗和菓子店の店主も期待しています。
＜和洋菓子月花園　渡邊藤男さん＞「だんだん人口も減ってきて、空き家が増えてきましたけど何とか頑張って、こうゆうキャンペーンが大いに刺激になれば」
＜井浪直人記者＞「商店街に人を集めようというＧｏＴｏ商店街。静岡市でもこれから魅力的なイベントが始まろうとしています」
＜静岡おまちバル実行委員会　松下和弘委員長＞「（Ｑ、こちらではどういったイベントを？）オール静岡秋バルＷｅｅｋという飲み歩きイベントを行います」
　ＧｏＴｏ商店街は、商店街などが人を集めるためのイベントを主催し、国が最大３００万円を補助するという取り組みです。そのため、商店街というくくりだけでなく、飲食店などが団体でイベントを実施する場合なども補助が受けられるのです。
＜静岡おまちバル実行委員会　松下委員長＞「街の経済の何割かを占めている産業なので、ぜひ市民の方にもバルイベントに参加して欲しい」
　ＧｏＴｏ商店街は１０月１９日からスタートしていて、全国で３４の事業が参加を予定しています。温泉地として有名な神奈川県湯河原市では、地元の商店街が手作り市を開催。特産品の干物がお買い得になるほか、アンケートに協力すると「ホテルの宿泊券」を抽選でプレゼントするなど、誘客にも活用されています。
　ただ、ＧｏＴｏ商店街に参加するには超えるべきハードルがあり、すぐには参加できない商店街もあります。
＜とみた屋　黒田淳代表＞「ＧｏＴｏ商店街はイベントをやることへの助成なので…」
　商店街に加盟している人たちはそれぞれがお店を経営しているため、国の基準などを考えながらイベントを計画するのは難しいのが現状です。静岡市葵区の駒形通り商店街はＧｏＴｏ商店街に参加せず、独自の取り組みで商店街を盛り上げることにしました。
＜井浪記者＞「今、商店街にあるお茶屋さんで買い物をしています。１１００円買い物して、２００円の商品券をもらうことができました」
　駒形通り商店街では、１０月から１０００円買い物するごとに２００円の商品券を客に配布する「コマカツ商品券」という取り組みをスタートしました。
＜リーフパラダイス　勝山喜弘代表＞「お客さんがすごい喜んでいる。お店に何度も足を運んでくれるのがありがたい」
　この事業は、静岡市がバックアップしたエール静岡の一環です。商品券は消費者が直接お得感を感じられるためＰＲ効果が高いのです。
＜とみた屋　黒田代表＞「思ったよりも評判が良くて、意外と早くチケットが配り終わった。おかげさまで好評で。２割の金券が戻ってくるのでお客さんには喜んでもらっている」

＃オレンジ　１０月２０日放送

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