年始休暇延長の要請に準備・工夫

栃木県・日光の「いろは坂」には、午前中から長い車の列が。その先にある中禅寺湖。湖畔の木々は葉が赤や黄色に染まり、紅葉が見頃を迎えています。

一方、こちらは東京の下町・浅草。

「きょうの東京・浅草、多くの観光客でにぎわっています」（記者）

都内も観光客でにぎわっていますが、普段と少し違うのが・・・。

「豊島区。きょうから安くなるんですよね？」（東京・豊島区からの観光客）
「日野市なんですけど。ずっと行きたくて行けなかった所っていったら、ここ（スカイツリー）かなと思って」（東京・日野市からの観光客）

東京から東京へと観光に訪れる人たち。それを後押しするのが、24日から始まった「もっとＴｏｋｙｏ」キャンペーンです。東京都民による東京都内への旅行を対象として、ＧｏＴｏトラベルに加えて上乗せして補助されますが・・・。

「（“もっとＴｏｋｙｏ”の）やり方が、年取っているから、よく分からなくて」（都内からの観光客）
「探したんですけど、まだやっていないところとか、もう締め切っちゃっているとか」（都内からの観光客）

準備が整わない業者も多く、ドタバタのスタートとなっています。そして、今年は年末年始も例年とは違ったものになりそうです。

「休暇の分散、あるいは1月11日までの連続休暇の取得などの協力をお願いしたい」（西村康稔経済再生相）

政府は23日、コロナ対策について話し合う分科会で、年末年始の休暇を延長するよう企業側に要請することを決めたのです。来年の正月は三が日が週末と重なるため、通常であれば4日が仕事始め。しかし、密を避けるため、年明け11日まで休暇を延ばしてもらおうというのです。

「仕事が休みになるのであればラッキーだなみたいな」（街の人）
「私なんか休めないので、正月とか関係なしだから。ちょっと不公平かな」（街の人）

迎える神社の側にも、ある変化が。

「こちらおみくじのすぐ脇には、アルコール消毒が置かれています」（記者）

こちらの神社では、参拝客の手が触れるものを中心に感染防止策を進めています。手や口をお清めする手水舎では柄杓を撤去。新たに流水で清められる場所を設置しました。また、参拝する人の流れを一方通行にするなど密にならない工夫も。特に混雑が予想される初詣は、12月から2月にかけての分散した参拝を呼びかけます。

「三が日にこだわらずとも、神様はお守りいただいていますので、皆さま安心して初詣にお越しいただければ」（乃木神社 井戸睦さん）

(報道特集ニュース 2020年10月24日放送)

#もっとＴｏｋｙｏ #年末年始 #休暇

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