理研　スパコン「富岳」を公開　計算速度は「京」の約１００倍に

来年度の運用開始を目指しているスーパーコンピューター「富岳」が、6月16日報道陣に公開されました。

富岳は去年8月に運用を終えたスーパーコンピューター「京」の後継機で、現在、神戸・ポートアイランドの理化学研究所で整備が進められています。

先月、10トントラックで72台分にもなる本体装置の搬入が完了。

計算速度は「京」のおよそ100倍に向上する見込みで、災害予測や創薬など多くの分野での成果が期待されています。

本格的な運用開始に先駆け、新型コロナウイルスの対策に役立てるため、電車の中でせきやくしゃみの飛沫がどのように広がるかをシミュレーションをする取り組みが行われています。

「富岳」は今後、ソフトウェアの調整などを行い来年度の運用開始を目指しています。

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