東京28人新規感染“東京アラート”一方で人出増加(20/06/04)

東京都では4日、新型コロナウイルスの新規感染者は28人となりました。感染経路不明者が半分の14人を占めています。東京アラートの主な3つの指標は、新規感染者の平均が18.3人、感染経路不明率が46.9％、陽性者の増加の比較が2.03人と、3日と比べ、すべての指標で悪化しました。東京アラートが発動されましたが、都心への人出は、軒並み増加していました。NTTドコモによりますと、3日午後3時時点の東京都心への人出は、2日に比べ、新宿で8.1％、丸の内で3.2％、銀座で2.0％、品川で1.6％の増加となりました。感染が広がっている夜の街について、都では、対策を行っている店舗に対し、ステッカーを貼ってもらうなどの案を検討しています。

プロ野球では3日、巨人の坂本勇人選手と大城卓三選手が、PCR検査で陽性と判明していましたが、その後の再検査では2人とも陰性。2人の濃厚接触者を含む26人についても陰性だとわかりました。4日午前には、そのほかの選手や監督など96人が、念のためPCR検査を受けています。坂本選手と大城選手の退院は、早くても5日以降。また、5日のヤクルトとの練習試合は、予定通り行うということです。ただ、そのヤクルトにもPCR検査を受けた選手がいます。3日の試合にも出場していた村上宗隆選手とアルバート・スアレス選手は4日午前、微熱とのどの痛みを訴え、医師からの勧めでPCR検査を実施したということです。ヤクルトは「検査の結果が判明次第、球団から改めて報告する」としています。

感染拡大が続く北九州市では3日、中学生を含む5人の感染が新たに確認されました。このうち1人は、市内4カ所目の院内クラスターの可能性がある八幡西区の新王子病院の通院患者でした。北九州市では、3日までの12日間で、124人の感染者が確認され、半数以上の69人が無症状です。無症状の救急搬送者から、院内感染が広がったケースもあることなどから、救急の受け入れを制限する病院が相次いでいて、北九州市は、市内22の病院に対し、できるだけ救急医療を継続するよう要望しています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp

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