再訪1中心市街地023・・長野県松本市(2018年02月)

2015年1月以来、3年1ヶ月ぶりの松本市です。アリオ松本は空白期間無くアルピコプラザに姿を変え、再出発した。昨年オープンしたイオンモールは中心市街地の脅威となるのだろうか。もちろんのだが、新しくなればなるほど進化していくイオンモールの姿を目の当たりにした。立地は中心市街地との回遊性も望める位置にあり、実際にイオンモールから出てくる買い物客が、松本駅方面に向かって行く姿を見かけた。しかし、松本パルコのイオンモールオープン後の売上高は前年同月比の80%代と低迷し、大きな影響が数字で表されている。交通渋滞の大きな懸念はなかったものの、一つ気になったのは昔ながらの町並みが残る中町通りが、イオンモールへと向かう車の導線になっていたということだ。これでは中町通りは歩きにくくなってしまい、同じエリアで商店街と大型商業施設の共存共栄が難しくなってしまうのではないかというのが心残りだった。

2015中心市街地探訪021・・長野県松本市
https://youtu.be/MtAdV7e18yw

【旧アリオがアルピコプラザとして2018年春グランドオープン】00:40
JR松本駅東口に位置するアルピコプラザは、アルピコ交通のバスターミナルと地下1階から地上7階までを営業フロアとする商業施設で、今年2018年の春にグランドオープンする予定(2018年2月時点)。以前このビルは1978年にイトーヨーカドー松本店がオープンしたのが始まりで、その後の2011年に店舗面積13,000㎡のアリオに業態転換したが2017年9月に閉店した。現在(2018年2月)は、ビルの店内改装工事のほか南側に隣接する立体駐車場の耐震補強とリニューアル工事も進められている。

【2017年9月にオープンしたイオンモール松本】01:28
イオンモール松本は、1981年から2015年までの34年間営業していた片倉工業のショッピングセンターである松本カタクラモールの跡地に建設され、2017年9月21日にオープンした。施設は総賃貸面積49,000㎡、駐車台数2,300台、晴庭、風庭、空庭の3棟からなる大型商業施設。「晴庭」の地上1階から3階にはファッション関係から各種専門店のほか、食品スーパーのイオンスタイル、「風庭」の地上1階から3階はレストランを核として書店や家電量販店、「空庭」の地上1階と2階にはイオンシネマ松本を核としてレストランなども入り、合計170店が集まっている。

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