“バイデン嫌い”に変化・・・トランプ支持者のいま(2021年1月20日)

アメリカでバイデン新大統領が誕生する裏で、トランプ大統領はフロリダ州の別荘に向かい、退任後の生活をスタートさせます。現地で待つトランプ大統領の支持者は、4年間をどう評価しているのでしょうか。
ウイリー・グアルディオラさん（63）：「（Q．彼のもっとも偉大な功績は？）信じられないほどたくさんある。まず、国と国民を守るため、トランプ氏は国境の壁建設に着手し、450マイル分を完成させた。これで私は彼が真剣であると感じた」
ほかにも中絶反対の立場を鮮明にするなど、トランプ大統領の保守的な姿勢は、今も支持者をひきつけてやまないようです。
ウイリー・グアルディオラさん （63）：「この4年間を振り返り、党内を一掃して、裏切らない忠実な人材をそろえてほしい。トランプ大統領は唯一無二で、全世界が恐れる存在。建国の理念に立ち返る“建国の父の党”を結成すべきだろう。2024年に再出馬してくれるなら、これまでと変わらず支持する」

キューバ系移民が多く暮らすリトルハバナで、バーを経営するロベルト・ラモスさん（55）もトランプ支持を貫く一人です。大統領選の直前に取材したとき、ラモスさんは「バイデンの政策は社会主義に近く、キューバ系はそれを嫌う。だからキューバ系はジョー・バイデンが嫌い」と話していました。あれから3カ月。ラモスさんの心境に変化が見られました。
ロベルト・ラモスさん（55）：「民主党は口ばかりだが、この大統領は違うかもしれない。良いことをしてくれるかもしれないと、国民は期待している。それが民主主義で、彼がアメリカ大統領だ」
フロリダ州は、新型コロナウイルスの感染状況が全米でワーストクラスです。ラモスさんのバーは、この地区独自の政策で深夜の営業が禁止され、先の見えない厳しい状況が続いています。バイデン氏は200兆円規模の経済対策案を打ち出しています。
ロベルト・ラモスさん（55）：「コロナウイルスは吸血鬼ではない。昼夜関係なく“営業”している。中小企業は経済の原動力だから、バイデンの支援策は素晴らしい。ビジネスは私の人生だ。
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