疾風に勁草を知る ダブルフェイスの到来

『トランスフォーマー マイクロン伝説』（2003）より
ホットロッドvsデバスターと流れ者・ダブルフェイスの登場

※以下ネタバレ注意

「疾風に勁草を知る」とは
“激しい風が吹いて初めて強い草が見分けられる”という意味で、
困難や試練に直面した時、
初めてその人の意志の強さや価値が分かることのたとえです

ただ本作の場合は、
“サイバトロン軍とデストロン軍、どちらが強いか見極める”
といった意味で使われているものと思われます

ダブルフェイスの正体は“ユニクロン”の眷属です

ダブルフェイスの当面の目的は、“両軍の戦力の均衡を保つ”こと
どちらか一方が極端に強くなりすぎれば、
そのまま勝利しTF達の戦争は終結してしまうかもしれません
ユニクロンが望むのは“戦争の長期化”であり、
そこから発生する“怒りと憎しみのエネルギー”を食らうことです

そのためユニクロンは、スターセイバーの完成から間もない
このタイミングでダブルフェイスを送り込み、
両軍の戦力バランスを維持するため、暗躍させたわけです…

またこのエピソードでは、
ホットロッドとデバスターの戦いも大きく描かれています
デバスターはホットロッドのことが気に入ったらしく、
デストロン側にいながらすでに“師匠”といった雰囲気（笑）

デバスターの言葉の裏にあるのは、
“強力な武器に頼らず自分自身を磨くべし”といったところでしょうか？

ちなみに、今回のハイウェイはのちに
ホットロッドが自暴自棄になった際、デバスターが喝を与えた場所です
デバスターにとってホットロッドのことを
強く印象付けた場所だったため、彼はここを選んだようです

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