イヌやネコの飼育数に上限　悪質なペット業者規制へ(20/08/12)

環境省は一部の悪質なペットショップなどを規制するため、店でのイヌやネコの飼育数に上限を設ける案を固めました。動物愛護団体やペット業界で議論を呼んでいます。

　環境省は一部の悪質なペットショップやブリーダーからイヌやネコを守るため、飼育環境をチェックする基準作りを進めています。12日午後に開かれる検討会でペットショップの従業員1人に対し、イヌ10匹とネコ15匹を飼育の基準とする案を発表します。イヌのみの場合は20匹が上限となります。こうした規制の動きが議論を呼んでいます。
　動物環境・福祉協会Eva・杉本彩代表理事：「人間と同じように痛みも苦しみも感じる、感受性のある動物であるということで、一人あたり10頭以下という数値を設けない限り、今の現状を改善させることは困難なのではないかなと」
　ペットパーク流通協会・上原勝三会長：「一部の悪い業者へ規制をやらなければいけない、それに対して意見はないんですよ。（数値規制で）宙に浮くワンちゃんたちの処遇はどうするかということを」
　環境省は検討会の結果を審議会などで議論し、来年6月1日に施行する予定です。
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