選挙まで約2週間・・・激戦州で前大統領vs現大統領(2020年10月22日)

アメリカ大統領選挙まで2週間を切るなか、民主党のオバマ前大統領が激戦州のペンシルベニア州で初めて演説し、バイデン候補への支持を訴えました。
　オバマ前大統領：「人生最も大事な選挙まで、あと13日。この13日で何をするかが、今後、何十年にわたって重要になる。バイデンとハリスをホワイトハウスへ送ってください」
このタイミングでのオバマ氏の初登場には理由がありました。州ごとに割り振られた選挙人の数を争う大統領選挙。重要なのは州ごとの支持率です。激戦州の一部、フロリダ州やノースカロライナ州において、その差はごくわずかで、トランプ大統領がリードしている州もあります。まだ投票を済ませていない人の間でトランプ氏が優勢の州もあり、オバマ氏の登場で、若者や黒人層からの支持を集める狙いです。
　オバマ前大統領：「大統領は自分が無視したパンデミックの責任を取りたくない。テレビに向かってツイッターでつぶやいても解決はない。作り話で人々の生活は良くならない」

一方のトランプ大統領は、激戦州のノースカロライナ州の集会に登場。早速、オバマ氏にかみつきました。
　トランプ大統領：「（マスコミから）聞こえてくるのはコロナ。それしかやっていない。みんなを怖がらせたいからだ。オバマが選挙運動を始めた。『大統領になるのは無理』と言われたが勝利した」

「バイデン候補優勢」の声は、いまだ多いものの、4年前の逆転劇を考えると、まだわかりません。日本時間23日午前には最後のテレビ討論が行われます。
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