2人襲ったクマを銃で包囲　新幹線の工事現場が緊迫

建物の前に集まった、警察官と猟友会のメンバー。

警察官は盾を持ち、慎重に移動し、猟友会のメンバーは猟銃を手に警戒していた。

そこに潜んでいたのは、クマ。

クマが現れたのは、福井・敦賀市の北陸新幹線の建設工事現場。

23日午前8時半ごろに、作業員2人が相次いで襲われた。

クマに襲われたのは、JRに勤める56歳の男性と49歳の男性作業員。

1人は足を骨折したほか、顔などを引っかかれ重傷。

もう1人は、首や肩を引っかかれるけがをしているという。

地元の人「30年住んでるけど初めて聞く。怖いですね」

地元の人「(市街地にクマ?)今までクマが出たって聞いたことないので、びっくりしてますね。学校も近くにあるので、心配な面も多い」

クマは、その後も工事現場に居座り続け、駆けつけた警察官らとの間でにらみ合いとなった。

猟友会の人「この中に入って行った」

クマが潜んでいたのは、工事用の足場の奥。

そして午前11時すぎ、にらみ合いに終止符が打たれた。

駆除されたクマは、体長1メートルのオスだった。

猟友会の人「60kgぐらい。こんなところに出てくるとは思わなかった」

敦賀市内では、22日の夜からクマの目撃情報が寄せられていた。

北陸で相次ぐクマによる被害。

警察や各自治体は、注意を呼びかけている。

(2020/10/23)

#熊 #クマ

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