Caro mio benを教会旋法(Church mode)風に移旋してみた　後編

長調・短調が確立する前，ヨーロッパ音楽を支配していた教会旋法
Doria　ドリア
Phrigian　フリギア
Lydian リディア
Mixolydian　ミクソリディア
Aeolian エオリア
Locrian　ロクリア ※ほぼ使用されず
Ionian　イオニア
の正格旋法(authenticus)とこれらの語頭にHypo-を付けた変格旋法(plagalis)の各種が存在しました。
音楽史を勉強された方ならその名はご存知かと思います。
その教会旋法っぽく曲を変えてみたらどうなるか？とふと思い，実験してみました。
ただし，支配音(confinalis）や終止音(finalis)を考慮したわけではないので，厳密には教会旋法とはいえない部分もありますが，とりあえず相対音高だけ合わせてみました。
教科書にも掲載され，声楽を勉強された方なら誰もが知っているカロミオベン Caro mio ben (Giuseppe Giordarni)　を私が弦楽五重奏に編曲し，コンピュータが演奏しています。
独特の雰囲気を味わってみてください。
前編:http://youtu.be/04joVl0A94c

Caro mio benそのものを聴きたい方はこちらへ
パバロッティPavarottiが歌っています
https://www.youtube.com/watch?v=sk8aLJmXw2U&feature=player_detailpage

Caro mio ben,
credimi almen,
senza di te
languisce il cor.

Il tuo fedel
sospira ognor.
Cessa, crudel,
tanto rigor!

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