廃屋の中に置き去りにされていた病気の子猫

とある山小屋に住んでいた人たちが退去したとの話を耳にした
ので調べに行ってみると、ボロボロに荒れ果てた山小屋に人の
気は無く３匹の子猫がミャーミャーないていた。
栄養不良で体は痩せて感染症に罹っているのか二匹の子猫の
目は目ヤニで覆われていた。

飼い主が置いて行ったのか誰かが与えたのか、生のトウモロコ
シが床に転がっていて、一匹の子猫がガリガリかじっていた。

住民が出て行って１週間は経つらしく、その間飢えた生活をして
いた思われる。定期的に雨が降るので水分は補給できている
ようだが、多分食糧はあの硬いとうもろこし一本だけだ。
(ヤモリや昆虫は多いのでその位は捕獲していたかもしれない)

先日の子猫もそうだったが、感染症で目やにが溜まる子猫が
大変多い。そういう子猫は時期に下痢をして脱水症状でなく
なってしまう。

通常、生まれた子猫や子犬たちは育つ方が珍しいという認識
が現地では普通だ。人間の赤ん坊もそれに近いのだが。

先日頂いたコメントで拝見した事だが、健康な猫は野生
の勘で病気の猫を避けているそうだ。確かにそうかもしれない。
自分の子供を捨てる猫がいるが本能的に察していたのかも
しれない。
この２匹の猫はかなり症状がひどく、３匹目も少し症状が始ま
っている感じだ。持ち帰ろうかと思ったのだが、他の猫に
うつしてしまってはいけないので、人間の安易な判断で持ち
帰るのはやめる事にした。

とりあえずこの日は家畜用の薬と餌を与えて現場を後にした。
動画の子の家が近いので毎日餌を与えて貰うつもりだ。
子どもにはお小遣いを渡すのでバイトにもなると思う。
人間にもうつるかもしれないという事だが、その可能性は確かに
ある。しかし私たち(私は)通常の人間の免疫以上の抵抗力を
持っているので多分大丈夫だ。今まで病気の動物に散々触って
自分の顔に触れたりしているし、猫がペロペロ舐めた食器と
猫がはい回ったテーブルでご飯を食べている。

十数年極めて特殊な環境にいるが今のところ無事である。

(と言ってはいますが先日のコメント欄を見た後からは目ヤニの
猫を触った後は手を洗うようにしました。気休めですが)
山小屋の周りに凄まじい数の蟻地獄の巣があった。珍しい
ものではないが、これ程大量の巣は見たのは初めてだ。
ヒアリが多いこの地では自然のバリケードだ。

BGM提供：http://dova-s.jp/

Видео 廃屋の中に置き去りにされていた病気の子猫 канала フィリピン農園だより