中国各地で竜巻 被害200棟　「異常なレベル」大気不安定

中国東南部、上海に近い江蘇省蘇州市で、14日の午後、竜巻が発生した。

暗くなった街中を、黒い渦を巻いて移動する竜巻。

地上から高く伸びた電柱をのむ。

そして、壊れた物の破片が舞い上がったと思うと、あたりが真っ暗になった。

同じ日には、湖北省武漢市でも竜巻が発生。

木が根元から倒され、店のシャッターは崩れ落ち、車が押しつぶされている。

中国各地で相次いでいた竜巻により、あわせて12人が死亡、370人以上がけが、住宅など200以上の建物が被害を受けた。

被害が出たエリアでは、4月末から異常気象にともなう突風などの被害が相次いでいる。

いったい何が起きているのだろうか。

中国の主任予報官によると、南西からもたらされた、暖かく湿った空気に寒気が流れ込んだことが原因。

2021年は、異常なレベルで大気の不安定な状態が続いているとしている。

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