二代目巨人軍応援歌／「ジャイアンツ・ソング」（昭和２４年・藤山一郎・歌唱）

昭和二四年、南海から別所が移籍。七月、水原がシベリアから帰国。シーズン中、「三原ポッカリ事件」があり、三原が出場停止になる事件もありましたが、八五勝四八敗一引分けの成績で二位の阪急に一六ゲームの差をつけての優勝でした。最高殊勲選手は二四勝七敗の藤本英雄。横に滑るように曲がるスライダーが効果的で、巨人のエースとして君臨しました。打者では川上が打率・三三〇で三位。青田はホームラン二八本、藤村の四六本、別当の三九本には及びませんでしたが、その長打は優勝に貢献しました。戦後、昭和二四年一リーグ時代最後の優勝を果たし《ジャイアンツ・ソング》という二代目球団応演歌を作っていいます。同年秋、《ジャイアンツ・ソング》がこの巨人の優勝歌として藤山一郎の歌声が高らかに歌唱され、響き渡ったのでした。

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