企業経営理論 平成27年第4問（ファイブフォース）

今回も、企業経営理論の頻出論点であるマイケルポーター教授のファイブフォース分析の過去問を扱います。

平成27年第4問では、５フォースのフレームワークの中で売手と買手の交渉力が問われています。

ア　→　誤
自社の内製割合が上昇すると仕入先への依存度が低下するので、交渉力という面で、自社の方が仕入先よりも立場的に強くなります。

イ　→　誤
仕入先の原材料が希少ということは、他の仕入先に代替できないことを意味します。つまり、自社は仕入先への依存度が高いので、交渉力という点では、自社は仕入先よりも弱い立場にあります。

ウ　→　正
顧客側の「スイッチングコスト」が大きいということは、（顧客が）自社製品から他社製品に簡単に乗り換えることはできないことを意味します。交渉力という点では、自社の方が顧客よりも強い立場にあります。

エ　→　誤
「自社が顧客の（購買）意思決定に影響を与える」とは、例えば、自社（家電量販店）が、特定メーカー（仕入先）の製品を店頭でプロモーションし、消費者（顧客）がその製品を買うようなケースを想起すると分かり易いと思います。
自社（家電量販店）は顧客の購買行動に影響を与えることができるので、自社の仕入先（メーカー）に対する交渉力は高いと判断できます。

【類題】
https://youtu.be/eOJYIzwLZZc
https://youtu.be/7M3ATVdgFI8
https://youtu.be/usgDFbCoaqg
https://youtu.be/eISy_Cw3s1Y
https://youtu.be/ajkVw1GlvDU
https://youtu.be/a39dtznZuTI

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