羽黒山五重塔2025.7.6 #出羽三山 　#国宝 　#山形百名山

「国宝 羽黒山五重塔（はぐろさん ごじゅうのとう）」は、山形県鶴岡市の出羽三山のひとつ、羽黒山にある五重塔で、東北地方最古の塔とされています。以下に概要を簡潔にまとめます。
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🏯【国宝 羽黒山五重塔】概要

所在地：山形県鶴岡市羽黒町 手向（とうげ）

建立年代：平安時代（伝・平将門建立）、現存の塔は室町時代（約600年前）

様式：三間五重塔、杮（こけら）葺き

高さ：約29.2m（塔の高さは木造塔としては標準的）

文化財指定：国宝（1966年指定）
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🌿 特徴と魅力

樹齢千年の杉並木を抜けた先に静かに佇むその姿は「東北の法隆寺」とも称される。

釘を使わずに組まれた見事な木造建築技術。

参道は「石段2446段」の羽黒山参道の途中にあるため、歩いて行く価値あり。

冬の雪化粧、夏の緑、秋の紅葉と四季折々の絶景に溶け込む。
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🛕信仰の中での位置づけ

羽黒山は月山・湯殿山と並び、出羽三山のひとつとして「生と死と再生」を巡る修験の聖地。
五重塔はその入口にあたり、俗世と神仏の世界との境界を象徴します。
羽黒山と松尾芭蕉には深い縁があります。芭蕉は『奥の細道』の旅の中で出羽三山を訪れ、特に羽黒山での体験は彼の精神的な転機ともなった重要な場面です。
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🧭【松尾芭蕉と羽黒山】概要

📅 訪問時期

元禄2年（1689年）7月下旬
芭蕉は「奥の細道」の旅の途上、羽黒山、月山、湯殿山の三山すべてを参詣しています。
この三山詣での部分は『奥の細道』でも非常に宗教的・象徴的に描かれています。
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🪔 芭蕉が羽黒山で詠んだ句

涼しさや　ほの三か月の　羽黒山

すずしさや　ほのみかづきの　はぐろさん
句意：羽黒山の杉木立の中、涼やかな空気の中に仄かに見える三日月に心洗われるような感動。

「ほの三か月（ほのみかづき）」は、
かすかに見える三日月と、仏教的な再生の象徴とも重ねられる。
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🌄 芭蕉にとっての羽黒山の意味

出羽三山は「生（羽黒山）」「死（月山）」「再生（湯殿山）」を象徴し、
芭蕉の旅が単なる紀行から精神的な巡礼へと深化する重要な区切りです。

羽黒山では仏道修行者（山伏）たちとの交流もあり、
自然と一体化する「奥の細道」全体の精神性を高める場となりました。
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📖 奥の細道 羽黒山の記述（抜粋）

「雲の峯幾つ崩れて月の山」
芭蕉はこの句で、荒々しい自然と霊山としての荘厳さを同時に表現しています。
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🗺 羽黒山での足跡（現在の名所）

芭蕉句碑：羽黒山参道や五重塔近くに、芭蕉の句碑があります。

芭蕉像：鶴岡市内や羽黒山に芭蕉の像が建立され、旅の偉業を称えています。

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