台風14号　静岡県内に最接近　土砂災害に警戒を

台風14号は、この時間静岡県にかなり接近しているとみられます。10日夜いっぱい雨が続くとみられ、引き続き、土砂災害への警戒が必要です。

　台風14号は御前崎の南の海上をゆっくり東寄りに進んでいるとみられます。この時間、静岡県にかなり接近しているとみられ、今後、勢力を弱めながら次第に進路を南寄りに変える見通しです。
＜杉村直美カメラマン＞「沼津市を流れる狩野川です。川の横に道路があるのですが、増水の影響でしょうか、少しずつ川の水があふれてきています」
　沼津市を流れる狩野川は、午後になり段々と水嵩が増してきました。狩野川にかかる御成橋では、時折、強い雨が降り、傘を手に家路を急ぐ人の姿が見られました。午後5時現在、降り始めからの各地の降水量は、伊豆市天城山447.5ミリ、伊豆市湯ヶ島258.5ミリ、熱海市網代195.5ミリ、御殿場198.5ミリなどで、これまでの雨で山地を中心に地盤が緩んでいるところがあります。
＜天野貴弘記者＞「下田市の爪木崎です。強い風が吹いていて、海も大荒れの状態です」
　海沿いには、強い風が吹き付け、御前崎では最大瞬間風速26.7m/sを観測しました。県によりますと、これまでに台風による目立った被害の情報は入っていないということです。静岡地方気象台によりますと、県内全域で10日夜いっぱいは雨が降り続くということです。気象台は、引き続き土砂災害に警戒し、高波や強風などへの注意・警戒を呼び掛けています。

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