「小さな声」@千葉詩亭・第六十八回 Takeo Oshima "Small Voice" ~大島健夫の火曜日の詩~
毎週火曜日22時に詩の朗読を配信する「火曜日の詩」。25回目の放送となる今回は、2021年4月18日にTREASURE RIVER BOOK CAFEで開催された「千葉詩亭・第六十八回」で朗読した、「小さな声」をお届けいたします。テキスト全文は下にあります。
#KeepgoingTOGETHER!
Supported by EU Japan fest
https://eu-japanfest.org/
「小さな声」
大きな声よりも
小さな声が聴きたい
小さな声と
聴こえない声が聴きたい
でも小さな声は
小さいので聴こえない
聴こえない声は
はじめから聴こえないので聴こえない
街を大きな声が覆っている
その中には、小さな声のふりをした大きな声もある
小さな声は埋まり、流れ、溶けていく
街を外れると、声はなくなる
耳を澄ましても何も聴こえない
大きな声は、いつも誰かに聴いてもらいたがっている
いつも誰かを動かそうとしている
小さな声は、誰かに聴いてもらいたがっているのだろうか
誰かを動かそうとしているのだろうか
聴こえない声は、聴こえてほしいと思っているのだろうか
届いてほしいと思っているのだろうか
小さな声を探す
聴こえない声に耳を澄ます
そんなときの自分の声は
いつもだんだん大きくなってしまう
Видео 「小さな声」@千葉詩亭・第六十八回 Takeo Oshima "Small Voice" ~大島健夫の火曜日の詩~ канала Takeo Oshima
#KeepgoingTOGETHER!
Supported by EU Japan fest
https://eu-japanfest.org/
「小さな声」
大きな声よりも
小さな声が聴きたい
小さな声と
聴こえない声が聴きたい
でも小さな声は
小さいので聴こえない
聴こえない声は
はじめから聴こえないので聴こえない
街を大きな声が覆っている
その中には、小さな声のふりをした大きな声もある
小さな声は埋まり、流れ、溶けていく
街を外れると、声はなくなる
耳を澄ましても何も聴こえない
大きな声は、いつも誰かに聴いてもらいたがっている
いつも誰かを動かそうとしている
小さな声は、誰かに聴いてもらいたがっているのだろうか
誰かを動かそうとしているのだろうか
聴こえない声は、聴こえてほしいと思っているのだろうか
届いてほしいと思っているのだろうか
小さな声を探す
聴こえない声に耳を澄ます
そんなときの自分の声は
いつもだんだん大きくなってしまう
Видео 「小さな声」@千葉詩亭・第六十八回 Takeo Oshima "Small Voice" ~大島健夫の火曜日の詩~ канала Takeo Oshima
Показать
Комментарии отсутствуют
Информация о видео
Другие видео канала
「恋人たちの詩」Takeo Oshima "Lovers" ~大島健夫の火曜日の詩~田中角栄「スーパーマーケットの男」Takeo Oshima "Man At The Supermarket" ~大島健夫の火曜日の詩~「紅茶とヌンチャク」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Tea And Nunchaku"「あなたが望むなら」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "If You Wish"「間違い」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Mistake"アリを捕食するアオオビハエトリ Siler vittatus「白い鼻毛」Takeo Oshima "White Nose Hair" ~大島健夫の火曜日の詩~「僕の生まれた土地」Takeo Oshima "The Land Where I Was Born" ~大島健夫の火曜日の詩~「ここ」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Here"「夢と雨」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Dream And Rain"中村 中 / 友達の詩「その手をはなそう」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Let Your Hands Go"「団地に隕石が落ちる前の夜」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "The night before the meteorite fell on the Housing complex"「こんな悲しい日に」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "On Such A Sad Day"「うまれた」~大島健夫の火曜日の詩~ Takeo Oshima "Born"ポジティブな名言集弔辞 ( ノーカット版 )津軽三味線世界大会2015 女性A級長介最後の仕事