秋田の木の柄ナガサ7寸を自分流加工してみた。

秋田名物通販の「ちょいするべ」で随分前に購入した木の柄ナガサ７寸を自分流に加工してみますた。
①握った時に滑らないように、自己融着ブチルゴムテープを巻く。
　これを巻くとすっぽ抜ける気がしないぐらいに手に吸い付きます。
②すっぽ抜けがなさそうなので、リーシュも付ける。
③白の腰ひもは汚れやすいから、5㎜の金剛打ちの綿ロープを黒染めして使う。
④皮のベルトループ兼外れ止めは、刃を鞘に仕舞うときに、皮の外れ止めを切ってしまいそうで、気を使うのでもっと別の外れ止めを考える。
⑤刃が鞘の中でカタカタ音を出さない様に、防振ゴムを鞘の隙間より少し大きく切って、先端の刃が当たる部分に押し込んで、収納時に刃が動かない様に固定します。

渓流の岩魚釣りやキャンプなどで使ってみたら、さすがマタギの使っていた道具で、魚の串を作るなど細かい細工も出来るし、鉈的な使い方で薪も割れるし、ブッシュナイフ的な使い方も出来る万能型の刃物です。
私は右利きなので、腰ひもは左腰に下げた時に鞘の前側で結べるように綿ロープの位置を調整したのが、予想外に使いやすいです。
薄着でも厚着でも、装着する時に紐で調整できるので、ベルトより使いやすく感じます。

外れ止めの材料と制作の概要
ステンレスのブラインドリベット4㎜のフランジをシャフトから外して2個使い、2㎜のステンレス棒を曲げてストッパーを作り、このストッパーにシリコンゴムチューブ（内径2㎜、外径4ミリ）を長さ24㎜に切って刃が当たる可能性がある上部にセット、ステンレスタッピングビス4㎜×長さ8㎜の位置を、どの部分に決めれば、落ち止めにガタツキが無い状態でストップ位置と解除位置の2ヶ所に固定できるかを慎重に決めます。

適当な木材を貼り合わせて、鞘と同じ厚さの材料を作り、鞘のストッパーを試作するのが大事です、曲げたステンレス棒の長さに合わせて、フランジの位置を決め、次にロックの要のタッピングビスの位置を決めます、タッピングの位置は3回ほど作り直ししてようやく丁度良い位置に決まりました。

タッピングビスは先端が鞘の中に出る可能性があるので、下穴を空けてねじ込んでから外して、先端を切ってから再セットします。

フランジとタッピングビスは脱落防止で少しボンドをつけて組んでいます。

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